「オリジナルのスニーカーを作りたいけど、どこから手をつければいいかわからない」
そんなお悩みを抱えていませんか？
スニーカーペイントに挑戦しようと思っても、具体的な手順や必要な道具がわからず、手が止まってしまうことがありますよね。
本記事では、初心者の方でも簡単に始められるよう、スニーカーペイントの手順をわかりやすく解説します。
また、あると便利な道具もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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スニーカーペイントに最低限必要な道具
スニーカーペイントを始める前に、最低限必要な道具を揃えましょう。
以下の3つの道具があれば、初心者の方でも簡単にスニーカーペイントを始められます。
アクリル塗料
スニーカーペイントに使用する塗料は、アクリル塗料を使いましょう。
アクリル塗料は耐久性が高く、発色も良いため、スニーカーペイントに適しています。
また、耐久性と仕上がりの美しさを求めるなら、スニーカーペイント専用塗料がおすすめです。
- タラゴ：スニーカーペイント
スペイン生まれの老舗ブランド「タラゴ」のスニーカーペイントは、鮮やかな発色と豊富なカラーバリエーションが特徴です。
革製品やスニーカーのケア用品も扱っており、品質の高さも魅力の一つです。 - Angelus：スニーカーペイント
Angelusはアメリカのブランドで、スニーカーペイント用の塗料として世界中で人気があります。
基本色からメタリック、パステルカラーまで幅広い色が揃っています。
描きたいデザインや塗りたい範囲に合わせて、最適な塗料やツールを選びましょう。
スニーカーペイント用ブラシとドライヤー
塗料を塗るためのブラシは、スニーカーの形状やデザインに合わせて数種類を使い分けましょう。
塗料を均一に塗ったり、より細かい部分まできれいに仕上げたりできます。
また、塗料を乾かすために、ドライヤーがあると便利です。
熱を加えることで塗料を素早く乾燥させ、色を定着させるのに役立ちます。
マスキングテープ
マスキングテープは、塗料をつけたくない部分を保護するために使用します。
色は、スニーカーの白い部分と区別しやすい鮮やかな色のものがおすすめです。
色が異なるものを選択すると、視覚的に作業がしやすくなりますよ。
また、マスキングテープで覆うことにより、スニーカーのデザインが複雑な場合や、細かい部分を塗る際でも失敗しにくくなります。
スニーカーペイントにあると便利な道具
スニーカーペイントを始める上で、必須ではないけれど、あると作業がスムーズに進む便利な道具を4つご紹介します。
アセトンとフィニッシャー
アセトンは、ペイントを始める前に、スニーカーの表面についた汚れや古いコーティングなどを落とす際に使用します。
コットンなどにアセトンを含ませて拭き取ることで、塗料の密着性を高められます。
一方、フィニッシャーは、ペイントが完了した後にコーティングするための製品です。
フィニッシャーを使用することで、ペイントの耐久性が向上し、塗料の剥がれや色あせを防げます。
スプレータイプや液体タイプなど、さまざまな種類があるので、お好みのものを選びましょう。
エアブラシ
エアブラシは必須ではありませんが、持っているとデザインの幅が広がります。
風の力で塗料を吹き付けることで、均一な塗装が可能になり、グラデーションや細かいディテールも表現しやすくなります。
とくに複雑なデザインを描く際には重宝する道具です。
初心者の方でも扱いやすく、デザインの幅を広げたい方におすすめです。
デザインナイフ
デザインナイフは、マスキングテープをカットしたり、細かい部分の修正をしたりする際に活躍します。
必須ではありませんが、あると作業がより正確かつスムーズになります。
複雑なデザインを施す場合や、細かい部分の作業が多い場合は、デザインナイフがあると便利です。
ビニール手袋
ビニール手袋は、作業中に手に塗料がつくのを防ぐために使用します。
スニーカーペイントでは、思わぬところに塗料が付着することも。
ビニール手袋を使用することで、手を清潔に保ちながら作業に集中できます。
また、作業後の手洗いの手間も省けるため、効率的に作業を進められます。
安価で入手しやすい道具ですので、ぜひ用意しましょう。
スニーカーペイントのやり方を6つのステップに分けて解説
初心者の方でも簡単に取り組めるよう、スニーカーペイントのやり方を6つのステップに分けて詳しく解説します。
ステップ1.ペイントしたい色を作る
まずは、ペイントする色を決めましょう。
色選びは、スニーカーペイントの仕上がりを大きく左右する重要なポイントです。
色相環を参考にすると、調和の取れた配色を選びやすくなります。
たとえば、同系色や補色を使うことで、統一感のあるデザインや印象的な配色を実現できます。
好みの色が決まったら、アクリル絵の具を混ぜて試行錯誤しながら理想の色を作りましょう。
小さな紙や布で実際に塗ってみて、乾いた状態の色味を確認することをおすすめします。
ステップ2.シューレース（靴ひも）を外す
ペイント作業を始める前に、シューレース（靴ひも）を外しましょう。
靴ひもを外す理由は以下の2つです。
1つ目は、靴ひもがあると端まで塗ることができません。
とくに、靴ひもの近くや穴の周りは細かい作業が必要になるため、靴ひもがあると邪魔になります。
2つ目は、靴ひもを外すことで手を入れて靴を支えられるため、ペイントしやすくなるからです。
靴を安定させることで、より精密な作業が可能になります。
外した靴ひもは、汚れないように別の場所に保管しておきましょう。
必要に応じて、新しい靴ひもに交換するのも良いアイデアです。
ステップ3.靴をきれいにする
ペイントの前処理として、靴をきれいにすることが大切です。
ペイントの密着性が高まり、仕上がりが長持ちします。
- ペイントを施す箇所だけを、アセトンに浸した布で丁寧に拭きとる
※アセトンは強力な溶剤なので、使用する際は換気に注意し、ゴム手袋を着用しましょう。 - アセトンで浮き上がった汚れは、再度付着する前に、乾いたクロスで素早く拭き取る
上記の作業を丁寧におこなうことで、ペイントの仕上がりが格段に良くなります。
ステップ4.マスキングテープを貼る
ペイントしたくない部分を保護するために、マスキングテープを使用します。
マスキングは、美しい仕上がりを実現するために重要です。
とくに、ソールと上部の境目や、異なる色を塗り分けたい箇所には注意深くテープを貼りましょう。
ヘラを使うと、テープの端を奥まで押しこめるため、塗料が染み込むのを防げます。
また、自分が触って汚したくない部分（靴の中など）にもテープを貼ることをおすすめします。
ステップ5.ペイントする
いよいよペイント作業に入ります。
ここで重要なのは、薄く塗り重ねていくことです。
一度に厚く塗ろうとせず、何度も薄く塗り重ねていきましょう。
塗り終わったら、ドライヤーの熱を30秒ほど当てて、乾かします。
ムラのない美しい仕上がりを実現するために、上記の工程を3回程度繰り返すのがおすすめです。
また、乾燥させることで次の層がきれいに重なり、色の発色も良くなります。
焦らず丁寧に作業を進めることが、美しい仕上がりへの近道です。
ステップ6.仕上げ
最後に、ペイントした後の仕上げ作業をおこないます。
仕上げ作業は、ペイントの耐久性が高まり、長く美しい状態を保てるため、重要なステップです。
ペイントが完全に乾いたら、フィニッシャーを薄く均一に塗りましょう。
フィニッシャーは保護膜の役割を果たし、ペイントの剥がれや色あせを防ぎます。
フィニッシャーを塗る際も、一度に厚く塗らず、薄く何度か重ねていきます。
重ねる前に完全に乾かし、ひと塗りごとに仕上がりを確認しましょう。
以上の6つのステップを踏むことで、自分だけのオリジナルスニーカーが完成します。
自分だけの特別なスニーカーを作る喜びを、ぜひ体験してみてください。
スニーカーペイントを学ぶ方法
スニーカーペイントを始めるには、いくつかの学び方があります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、自分の目的やスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
独学で学ぶ
スニーカーペイントを独学で学ぶ方法として、YouTubeなどの動画プラットフォームを利用するのが一般的です。
YouTubeには、初心者向けの基本的なペイント手順から、上級者向けのテクニックまで、さまざまな動画が公開されています。
動画を見ながら実際に手を動かすことで、試行錯誤しながら自分のペースで学べるのがメリットです。
ただし、動画だけでは細かい部分やニュアンスが伝わりにくいこともあります。
そのため、まずは簡単なデザインから始めて、徐々に難易度を上げていくと良いでしょう。
宮崎 塁独学は費用がかからず、気軽に始められるため、「とりあえずやってみたい」という人におすすめです。
スクールで学ぶ
スクールでスニーカーペイントを学ぶ方法は、費用はかかりますが、より専門的で体系的な知識を得られます。
とくに、ビジネスとしてスニーカーペイントに取り組みたい方にはおすすめの方法です。
たとえば、弊社が運営する「スニーカーペイントアカデミー」では、スニーカーペイントのやり方やInstagramを使った集客方法、商品リリースの仕方などを学べます。
当スクールはオンラインで提供されており、動画コンテンツを通じて自分のペースで学習できます。
また、講師に直接個別相談ができ、疑問点や困ったことがあればすぐに解決できるため、初心者の方でも安心して学習を進められるでしょう。
さらに、スクール内で協力して仕事を進める体制が整っているため、ビジネスとしての安定感もあります。
具体的には、難しい依頼が来た場合でも、他の受講生に仕事を振ることで依頼費用の一部を得ることが可能です。
費用はかかりますが、その分しっかりとしたサポートと学習環境が提供されるため、真剣にスニーカーペイントを学びたい方にはおすすめです。
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スニーカーペイントに関するよくある疑問
最後に、スニーカーペイントに関するよくある疑問に答えていきます。
疑問1.スニーカーペイントの道具はどこで揃うの？
スニーカーペイントの道具は、専門店やオンラインショップで購入できます。
とくにおすすめなのは、「タラゴ」や「Angelus」といったブランドのスニーカー専用のペイントです。
耐久性が高く、発色も良好であるため、仕上がりにこだわりたい方におすすめです。
一方で、予算を抑えたい場合は、ホームセンターや100円ショップでも基本的な道具を揃えられます。
- 筆
- マスキングテープ
- カッター など
ただし、塗料については、専用ペイントに比べると耐久性や発色に差が出る可能性があるため、用途に応じて選択することをおすすめします。
初心者の方は、まずは手軽に始められる道具から揃え、徐々に専門的な道具にアップグレードしていくのも良いでしょう。
疑問2.スニーカーペイントは落ちないの？
スニーカーペイントの耐久性は、使用状況や塗料の種類によって変わってきます。
普段履きとして使用する場合、適切に施工されたスニーカーペイントは通常落ちることはありません。
ただし、靴自体の劣化は避けられないため、長期的には多少の色あせや傷みが生じる可能性があります。
とくに、爪先などのよく動かす部分は他の箇所と比べて劣化しやすい傾向があります。
これは、ペイントが落ちるというよりも、摩擦や曲げによって徐々に劣化していくためです。
たとえば、スポーツなど激しい動きを伴う用途で使用する場合は、擦れや衝撃によってペイントが剥がれる可能性が高くなります。
ペイントの耐久性を高めるには、「タラゴ」や「Angelus」などの専用ペイントを検討してみてください。
上記の塗料は、スニーカーの素材に適した成分で作られているため、より長持ちする仕上がりになります。
また、ペイント後にフィニッシャーを塗ることで、さらに耐久性を向上させられます。
適切な手順で作業をおこない、日常的なケアをおこなうことで、スニーカーペイントの美しさを長く保つことが可能です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
関連記事：スニーカーのペイントは落ちないの？長持ちさせる秘策を伝授
まとめ：必要な道具を揃えてスニーカーペイントを始めよう
スニーカーペイントを始めるためには、まずは必要な道具を揃えましょう。
道具が揃ったら、本記事で紹介した基本的な手順を確認し、自分のペースでスニーカーペイントに取り組んでみてください。
自分だけのオリジナルスニーカーを作る楽しさを、ぜひ味わってみてくださいね。
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